
ブースト計が欲しいのに正直ありすぎてどれがいいのか分からない。かといって適当に選ぶのも失敗しそうだしなぁ。
こういった悩みはありませんか?
『そろそろブースト計を取り付けよう』と思ったものの、検索してみたら色々出てきてどれがおすすめなのか分からず頭を悩ませることって多いですよね。
実は私も選ぶ際に同じように思うことで、『何かいいブースト計ないかなぁ』と検索するまではいいですが…
値段が安いものや性能がいいと謳ったものまで様々出てくるのでパッと見だけだと絞ることができないのが現状です。
かと言って勘で選ぶと
・性能がいまいち
など。購入してから失敗するリスクが高いです。
なら一体何を基準に選べばいいのやらと考えた時に参考にしたのが以下のポイントです。
性能で選ぶ
メーカーもので選ぶ
Φ(パイ)数で選ぶ
対応加給圧で選ぶ
上記の条件を満たしていれば、だれでも簡単に『自分に合ったブースト計』に合いやすくなります。
本記事では、そんな5つのポイントを元に実際に使った中からおすすめのブースト計を5つまとめました。

ブースト計=適当に選ぶと性能面や耐久性などで損をするので、この機会に自分に合ったものを選んでみてください。
ブースト計はターボ車に効果的なメーター
まず大前提として、ブースト計はターボ車に効果的なメーター。
NA車の場合はブースト計ではなくバキューム計
たまにNA車に取り付けている方もいますが、
ターボ車でないとあまり意味はありません。
NA車にはブースト計ではなくバキューム(負圧)計が最適。
※詳しくは【【意外と知らない】車のバキューム計・ブースト計の違いと兼用の有無】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。
ターボ車にブースト計を付ければアクセルの踏み具合(過給圧)が分かる
ブースト計はその時のアクセルの踏み具合(圧力)を針の動きで見る事ができる役割。走行中にアクセルを踏み込む事でどのくらい過給圧が掛かっているのかがわかります。
また、かかりすぎを防いでエンジン保護にもつながります。
加給圧が分かる | アクセルの踏み具合(圧力)を針の動きで見る事ができる。 |
エンジン保護 | ターボ車には、本来コンピューター制御により『ここまでは大丈夫だろう』と壊れない程度の最大ブースト値が決まっている。これが分からずに踏みすぎるとエンジンが壊れる事になりますが、針の動きで確認できることで保護に繋がります。 |

使い方次第でブースト計ならではの使い方ができるので、後付けで装着して損はありません。
※さらにブースト計の効果が知りたい方は、【ブースト計はカッコいいだけじゃない?ターボ車に取り付けて意味ある4つの効果!】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。
探す場合は基準を目安にすると選びやすい
ここからは選ぶ基準についてお伝えします。
性能で選ぶ
メーカーもので選ぶ
Φ(パイ)数で選ぶ
対応加給圧で選ぶ
機械式or電子式で選ぶ
1つ目は機械式or電子式で選ぶこと。
機械式 | 機械式機械式の特徴は、構造が簡単で安く仕入れられる事です。照明以外では電気を使わないので、構造が簡単で比較的安く購入する事ができます。 |
電気式 | 電子式電子式の特徴は、針の動きを細かく見れることです。センサーからの電気信号を読みとって、モーターの力を借りて針を動かす構造。 |
配線の取り回しが少し手間ですが、ピーク値の記憶やワーニング設定ができるので機械式に比べ細かく見る事ができます。その代わり値段は高めな設定です。
性能で選ぶ
2つ目は性能で選ぶこと。
精度 | アクセルの踏み加減に比例して加給圧が合っているか。精度がいいほどより正確に把握できます。 |
視認性 | 昼間や夜間でも視認ができる仕様かどうかを確認。夜間使用が多いならバックライト機能がついたものが最適。 |
ワーニング機能 | 設定した回転数に達すると警告する。アクセルの踏みすぎを防止できるのでエンジン保護になる。 |
ピークホールド機能 | 最高回転数を記録する機能。サーキットやダートラなど、スポーツ走行で使うならあると便利。 |
デジタル・アナログ機能 | デジタルは数字で表示。アナログは針の動きで確認する機能。中には両方ついた機能もあるので好みでOK。 |
など。どんな性能があるかどうかを目安にしましょう。
メーカーもので選ぶ
3つ目はメーカーもので選ぶ。
デフィ(Defi)やオートゲージ(Auto Gauge)など。自分にとって安心できるメーカーで選ぶようにすると選びやすくなります。
Φ(パイ)数で選ぶ
4つ目はΦ(パイ)数で選ぶこと。
Φ(パイ)数つまりはメーターのサイズですね。
・60Φ
など。サイズに合わせて選ぶのが最適。ちなみにブースト計は52Φよりも60Φの方が運転する上で見やすくお勧めです。
対応加給圧で選ぶ
5つ目は対応加給圧で選ぶこと。
・1.5キロ
・2.0キロ
・3.0キロ
など。メーターによって表示される加給圧が変わります。当然表示された加給圧までしか針は確認できないので、それ以上知りたい場合には対応のものを選ぶ必要があります。
たとえばブースト値の設定を2.0キロに設定した場合。
使っているブースト計の最大表示が1.0キロだと、どんなに踏み込んでも目視で確認できるのは1.0キロまで。逆に2.0キロ設定のブースト計を選べば目視でも確認ができるようになります。

このようにある程度基準を厳選した上で探すと見つけやすくなります。
おすすめのブースト計5選!
それではおすすめのブースト計を見ていきましょう。
ADVANCE A1ブースト計
商品名 | Defi ADVANCE A1ブースト計(DF14801) |
サイズ | 60Φ |
特徴 | ・1台のADVANCEコントロールユニットに最大7台までメーターを接続 ・別途ADVANCEコントロールユニット必要 ・イグニッションオフ時は目盛りと指針のみ白く、IGオンで目盛り・指針・数字が白く光る自発光 ・低反射加工を施したガラスを採用で映り込みを防止 ・ADVANCE A1は低反射加工を施したガラスや、ヘアラインや凸形状の装飾が施された金属調の文字板を採用した抜群の視認性を誇るプレミアムなモデル ・ブースト圧2.0kpa ・別売りコントロールユニットDF07703に接続する必要がある。 |
1つ目はDefi A1ブースト計。
ADVANCE A1シリーズはDefi(デフィ)メーターの一種。
自発光による高い視認性や昼夜で独立した調光機能・低反射ガラスによる高品質な表現・立体的な目盛りが特徴です。

昼夜でも視認しやすい明るさや立体的で高級感のある見た目を重視したい方におすすめ。
※さらに詳しく知りたい方は、【Defi (デフィ)ADVANCE A1ブースト計DF14801の口コミや評判をレビュー】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

オートゲージブースト計(458シリーズ)
商品名 | オートゲージ458ブースト計 |
サイズ | 60Φ |
特徴 | ・日本製ステッピングモーター ・2色バックライト:ホワイトLED/アンバーLED ・エンジェルリング ・スモークレンズ ・コネクターを連結させる事で複数連動が可能 ・ブースト圧2.0kpa |
458シリーズは赤のエンジェルリング(外周の赤い輪)が特徴で、昼夜で文字盤の色を白と赤の切り替えも出来ます。

オートゲージはメータによって当たりはずれが大きいですが、費用面が安いので出費を抑えたい方におすすめ。
※さらに詳しくは【オートゲージ(AUTOGAUGE)ブースト計 458シリーズ60Φの口コミや評判をレビュー】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

デフィ N2ブースト計(ブルー)
商品名 | デフィRacer GaugeN2+ BLUE (DF19501) |
サイズ | 60Φ |
特徴 | ・完全独立作動でコントロールユニット不要 ・最高品質の自社製のステッピングモーター“VS-2” を採用 ・新 LED の採用により、日中 ( ILM-OFF 時 ) の明るさを改善し、視認性を向上 ・構造見直しにより, 従来では発光しなかったリング照明部が美しく発光 ・他のデフィメーターとの連動はできない ・照明方式はBFタイプの自発光方式を継承しイグニッションオンで照明が点灯 ・最高級モデル (A1) 同様のミラーインクを採用した文字板で高級感を演出 ・ブースト圧2.0kpa |

優れた視認性+単独動作させたい人にRacer GaugeN2+はおすすめ。
※さらに詳しく知りたい方は、【デフィ(Defi) 日本精機 Racer GaugeN2+ 60 DF19501ブースト計の口コミや評判をレビュー】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

Deporacing DUALシリーズブースト計
商品名 | DUALシリーズ ブースト計 60φ |
サイズ | 60Φ |
特徴 | ・日本製ステッピングモーター ・2色バックライト:ホワイトLED/アンバーLED ・アナログとデジタルのデュアル表示 ・スタートセレモニー・クローズセレモニーがコクピットを演出 ・ブースト計2.0kpa |
針の動きと数値の2つを同時に確認することができます。

デュアル表示で見た目もレーシーになるので運転がより楽しくなる事間違いなし。
※詳しくは【デポレーシング DUALシリーズ ブースト計 60φの口コミや評判をレビュー】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

デフィアドバンスBF
商品名 | Defi BFブースト計 |
サイズ | 60Φ |
特徴 | ・アンバーレッド / ブルー/ホワイトから選択可能 ・1台のADVANCEコントロールユニットに最大7台までメーターを接続 ・別途ADVANCEコントロールユニット必要 ・イグニッションがOFFの状態では全面が真っ黒になっており、文字板には何も表示されません。イグニッションをONにすると照明が点灯し、文字や目盛りが浮かび上がるタイプの見た目にも鮮やかなメーター ・ブースト圧2.0kpa ・別売りコントロールユニットDF07703に接続する必要がある。 |
5つ目はDefi BFタコメーター。
BFシリーズはDefi(デフィ)メーターの一種。イグニッションONで文字盤が点灯して、OFF時になると暗くなるブラックフェースが特徴。
Defi(デフィ)でお馴染みの精度の高さもそのままなので期待が持てる!

精度の高さ+ブラックフェース仕様が好みの人はBFシリーズがおすすめ。

5つの中でブースト計を選ぶならどれがいい?

いくつかあるのはわかったんだけどさ、種類があって迷うんだけどどれがいいの?

最終的には好みの問題になるんだけど、私が選ぶならオートゲージやデフィかな。
1位:ADVANCE A1ブースト計(DF14801)
1位はDefi ADVANCE A1ブースト計(DF14801)。
別途コントロールユニットDF07703に接続する必要がありますが、昼夜でも視認しやすい明るさや精度の高さで期待が持てます。
また立体的で高級感のある見た目の美しさにも定評があるので、性能以外にも見た目を重視したい方に最適。
2位:Racer GaugeN2+ BLUE (DF19501)
2位はDefi Racer GaugeN2+ブースト計(DF19501)。
Defi(デフィ)シリーズの中でも単独動作が可能なモデルで、別途コントロールユニットDF07703に接続する必要がありません。

Defi(デフィ)のメーターは好きだけど、コントロールユニットを別で揃えるのが手間。出費がかかりすぎる。
こういった方に独立で作動するRacer GaugeN2+ブースト計は最適。
オートゲージ458シリーズタコメーター
3位はオートゲージ458シリーズブースト計。
458シリーズは赤のエンジェルリング(外周の赤い輪)が特徴で、昼夜で文字盤の色を白と赤の切り替えも出来ます。
また性能面ではデフィシリーズに比べると壊れやすいメーターですが、その分で¥7000前後と比較的手が届きやすい値段です。

性能よりも出来る限り費用を抑えたい。
こんな方にオートゲージ458シリーズブースト計はお勧めです。
性能・耐久性を見極めて自分に合ったものを選ぼう!
以上、おすすめのブースト計を紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
性能で選ぶ
メーカーもので選ぶ
Φ(パイ)数で選ぶ
対応加給圧で選ぶ
ブースト計は、それぞれ性能も値段も
違うので使う用途によって変わります。
例えば、
・性能重視(チューニング)など
人によって考え方は様々ですが、
大事なのは買ってから後悔しない事です。
『〇〇さんに勧められたから』『使っている人が多いから』ではなく、人の意見に左右されず自分の車に合ったブースト計を選んで交換をするといいですよ!
※一緒にメーターフードも欲しい方はメーターフード(パネル)のおすすめ5選”ダッシュボード上やピラーなどレーシーな見た目でカスタムに最適”でまとめているので一緒に確認してみましょう。


ブースト計以外にも、おすすめを別記事で紹介しているので合わせて参考にしてみてください。
よくある質問Q&A
Q.ブースト計とバキューム計は似ているように思えますが違うものですか?
A.はい。似ているようで実際は異なります。詳しくは【【意外と知らない】車のバキューム計・ブースト計の違いと兼用の有無】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。
Q.ブースト計は単体でも取り付けできますか?
A.いいえ。取り付ける場合にはブースト計以外にも補助パーツが必要です。詳しくは【ブースト/バキューム計取り付けに役立つ補助パーツおすすめ10選】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。
Q.交換方法がよくわからないのですが自分でも交換は出来ますか?
A.はい。やり方を理解していれば誰でも交換ができます。詳しくは【ブースト計の正しい取り付け方法と初心者でも出来る簡単な4つの手順】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。