ペーパードライバーや初心者の方で、軽自動車が欲しいと検討中の方はいませんか?
特に今現在探しているという方。
軽自動車は普通車に比べて軽くて小回りも効くのが特徴で、ペーパードライバーや初心者が乗るならもってこいの車です。
ただ一言で軽自動車と言ってもピンからキリまであるので…
下手に適当に選ぶよりも、ある程度絞ってから選ぶ方のが自分好みの軽自動車に出会いやすく失敗しにくいです。

この記事ではそんなおすすめの軽自動車について、選ぶ基準(7つ)を元に5つまとめてみました。
✅おすすめの軽自動車5選
✅5つの中で厳選するなら
ペーパードライバーや初心者は軽自動車がおすすめ

・免許をとったら〇〇に乗るんだ!
・初めての車は新車がいいな
というように好きな車に乗ろうと考える方が多いと思いますが、下手に大きい車に乗ることはおすすめしません。
下手に大きい車を選ぶと事故を起こしやすい
理由は簡単で、下手に大きい車を選ぶと
事故を起こしやすいためです。
慣れないうちは車幅感覚が分かりにくく、『自分ではこれくらい』と思っても実際は幅が全然ちがくてぶつけてしまうリスクが高い。
なおかつ新車だった場合は、値段も安くないのでぶつけた時のショックもでかくなります。
逆に軽自動車ならコンパクトで乗りやすい
逆に軽自動車であれば、コンパクトで小回りも効くので比較的乗りやすいです。
例えばそれぞれの一般的な最小回転半径なら。
・コンパクトカー=4.9前後
・軽自動車=4.4前後
比べてみると、軽自動車の方が最小回転半径が小さく小回りが効きやすいのが分かります。
また近年では小さくコンパクトなだけでなく、室内空間の広さや安全性能の高い軽自動車もあるので自分好みの軽自動車を見つけやすいです。
軽自動車を選ぶなら何を基準にすればいい?

軽自動車がおすすめなのは分かったけど、何を基準に選べばいいのかな?

安全性能や走行性能・価格帯・維持費などを参考にするといい軽自動車に出会いやすいね。
安全性能
1つ目は安全性能。安全性能は衝突安全性や予防安全性などがあります。
安全性能 | 【衝撃吸収ボディ】 事故の衝撃を吸収して人へのダメージを軽減する構造 【エアバッグシステム】 【シートベルト】 |
衝突安全性 | 【ペダル踏み間違い時加速抑制装置】 ペダル操作の誤作動による事故を防ぐ 【衝突被害軽減ブレーキ】 【車線逸脱警報】 |
加速性能
2つ目は加速性能。ようはストレスなく走ることが出来るかですね。
・速さを重視しない方はNA
操縦安定性
3つ目は操縦安定性。
操作時に車体が安定して走行できているか。
挙動に問題は無いのかをみます。
制動性能
4つ目は制動性能。主にブレーキ関係ですね。
ブレーキの効きや制動距離など。安全な停止に関わる性能が問題ないかを見る。
乗り心地
5つ目は乗り心地。運転時の乗り心地が固めか柔らかいかどうかを見る。
比較的、商用車タイプの軽トラや軽バンなどが固めな設計。それ以外だと柔らかく乗り心地がいい。
価格帯
6つ目は価格帯。
一昔前であれば軽自動車=安いイメージですが、車種によっては性能の良さと共に高くなる傾向にあります。
そのため、軽自動車だからではなく車種に
よって価格帯も確認してみるといいでしょう。
維持費
7つ目は維持費。全体でどのくらい
掛かるのかを確認します。
税金 | ・軽自動車税 毎年10,800円が課税されます。(普通車はその倍以上なので軽自動車のがお得。) ・自動車重量税 |
保険料 | 自賠責保険 車検ごとに加入が義務付けられている保険のこと。加入期間によって保険料が変わります。 任意保険 |
車検費用 | 2年に一度必要。自賠責保険料や重量税・印紙代・整備費用・部品代などがかかります。
※整備費用や部品代が抑えられればその分車検の費用が浮きます。 |
メンテナンス費用 | オイル交換やタイヤ交換・その他費用がかかる。日頃からメンテナンスをしていればそこまで費用はかかりません。 |
ガソリン代 | ガソリン代は燃費しだいで大きく変わる。軽自動車は普通車に比べて燃費が良いですが、さらに軽自動車の中でも燃費が性能がいいものを選べばガソリン代の節約になります。 |
駐車場代 | 持ち家かどうかで大きく変わります。持ち家であれば自宅駐車場があるので費用はかからない。逆に契約で借りていれば駐車場代が余計にかかります。 |
このようにただ軽自動車が…ではなく、条件に合わせて選ぶことで自分に合った軽自動車をみつけやすくなります。
おすすめの軽自動車5選
ここからは実際におすすめの軽自動車を5つ紹介します。
ダイハツ タント
メーカー | ダイハツ |
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車種 | タント |
モデル・グレード | L eco IDLE非装着車 |
年式 | 2024年10月 |
全長×全幅×全高 | 3395×1475×1755mm |
ホイールベース | 2460mm |
車両重量 | 880kg |
サスペンション形式 | 前:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング 後:トーションビーム式コイルスプリング |
エンジン型式 | KF |
総排気量 | 658cc |
内径×行程 | 63.0mm×70.4mm |
圧縮比 | 11.5 |
最高出力 | 52ps(38kW)/6900rpm |
最大トルク | 6.1kg・m(60N・m)/3600rpm |
燃料供給装置 | EFI(電子制御式燃料噴射装置) |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク容量 | 30L |
WLTCモード燃費 | 20.1km/L |
新車価格 | 1,450,000円 |
中古価格 | 109~258万円 |
ミラクルオープンドアはタントに搭載されている機能の一つ。
本来あるはずの助手席側のピラー(柱)をドアに内蔵することで、助手席側(前後)を大開口することができます。
買い物から家族で旅行まで幅広く使用可能。また、サイズも小さいので小回りも効きやすく初心者にも乗りやすい車です。

加速も欲しい方はXターボがおすすめ。
スズキ ハスラー
メーカー | スズキ |
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車種 | ハスラー |
モデル・グレード | ハイブリッドG(XはAWD仕様(全輪駆動)) |
年式 | 2024年5月 |
全長×全幅×全高 | 3395×1475×1680mm |
ホイールベース | 2460mm |
車両重量 | 820kg |
サスペンション形式 | 前:マクファーソンストラット式コイルスプリング 後:トーションビーム式コイルスプリング |
エンジン型式 | R06D |
総排気量 | 657cc |
内径×行程 | 61.5mm×73.8mm |
圧縮比 | 12.0 |
最高出力 | 49ps(36kW)/6500rpm |
最大トルク | 5.9kg・m(58N・m)/5000rpm |
燃料供給装置 | EPI(電子制御燃料噴射装置) |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク容量 | 27L |
WLTCモード燃費 | 25km/L |
新車価格 | 1,520,000円 |
中古価格 | 99~285万円 |
クロスオーバーSUVタイプの軽乗用車。
最低地上高が高いので悪路走行でも活躍。他にもAWD(Xグレード)を選べば雪道でも運転しやすいです。
また前倒し機構と呼ばれる後席の座席を倒して広くすることで、車中泊に使用したり。細長い荷物を積む場合にも便利です。

街乗りからアウトドアまで幅広く使いたい方にお勧め。
スズキ スペーシア
メーカー | スズキ |
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車種 | スペーシア |
モデル・グレード | ハイブリッドG |
年式 | 2023年11月 |
全長×全幅×全高 | 3395×1475×1785mm |
ホイールベース | 2460mm |
車両重量 | 850kg |
サスペンション形式 | 前:マクファーソンストラット式コイルスプリング 後:トーションビーム式コイルスプリング |
エンジン型式 | R06D |
総排気量 | 657cc |
内径×行程 | 61.5mm×73.8mm |
圧縮比 | 12.0 |
最高出力 | 49ps(36kW)/6500rpm |
最大トルク | 5.9kg・m(58N・m)/5000rpm |
燃料供給装置 | EPI(電子制御燃料噴射装置) |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク容量 | 27L |
WLTCモード燃費 | 25.1km/L |
新車価格 | 1,530,000円 |
中古価格 | 85~287万円 |
スペーシアは広い室内空間と使い勝手の
良さが特徴のスーパーハイトワゴン。
※スーパーハイトワゴンは全高が高く室内が広い軽自動車が該当。
また広いながら小回りの良さや視界の広さにも定評があるので、慣れていない初心者やペーパードライバーにも乗りやすい軽自動車です。

ターボ車でない分加速には物足りなさを感じますが、ちょっとした買い物や運転のしやすさで選ぶならおすすめです。
スズキ アルト
メーカー | スズキ |
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車種 | アルト |
モデル・グレード | A |
年式 | 2023年12月 |
全長×全幅×全高 | 3395×1475×1525mm |
ホイールベース | 2460mm |
車両重量 | 680kg |
サスペンション形式 | 前:マクファーソンストラット式コイルスプリング 後:トーションビーム式コイルスプリング |
エンジン型式 | R06A |
総排気量 | 658cc |
内径×行程 | 64.0mm×68.2mm |
圧縮比 | 11.5 |
最高出力 | 46ps(34kW)/6500rpm |
最大トルク | 5.6kg・m(55N・m)/4000rpm |
燃料供給装置 | EPI(電子制御燃料噴射装置) |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク容量 | 27L |
WLTCモード燃費 | 25.2km/L |
新車価格 | 1,060,000円 |
中古価格 | 60~154万円 |
スズキ アルトの特徴は低燃費と小回りの良さで乗りやすいこと。
特に都内のような狭い道でも小回りが利きやすく、慣れていない方でもスイスイ乗れます。
また、燃費の良さからガソリン代を少し
でも浮かせたい方に最適です。
ホンダ N-BOX
メーカー | ホンダ |
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車種 | N-BOX |
モデル・グレード | ベースグレード |
年式 | 2024年9月 |
全長×全幅×全高 | 3395×1475×1790mm |
ホイールベース | 2520mm |
車両重量 | 910kg |
サスペンション形式 | 前:マクファーソン式 後:車軸式 |
エンジン型式 | S07B |
総排気量 | 658cc |
内径×行程 | 60.0mm×77.6mm |
圧縮比 | 12.0 |
最高出力 | 58ps(43kW)/7300rpm |
最大トルク | 6.6kg・m(65N・m)/4800rpm |
燃料供給装置 | 電子制御燃料噴射式(ホンダPGM-FI) |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク容量 | 27L |
WLTCモード燃費 | 21.6km/L |
新車価格 | 1,690,000円 |
中古価格 | 111~228万円 |
広い室内空間と使い勝手の良さが特徴の
軽スーパーハイトワゴン。
軽自動車=狭いイメージですが、ホンダ N-BOXは大人4人がゆったりと乗れる広々とした室内空間を実現できます。

また安全性にも期待が持てるので、使い勝手以外にも安全性を重視したい人におすすめ。
5つの中から厳選するならどれ?
・燃費の良さで選ぶならアルト
・乗り降りや荷物の積みろしやすさならタント
・悪路走行や雪道も走るならハスラー
・室内空間の広さで選ぶならスペーシア
安全性能を重視するならN-BOX
安全性能で選ぶならN-BOXがおすすめ。
N-BOXは安全性能が高く、2023年には自動車アセスメントで【ファイブスター賞】を受賞しています。
また、予防安全性能と衝突安全性能ではA評価(最高ランク)を受けるほど優れています。

とにかく安全性能が第一という方にN-BOXがおすすめ。
燃費の良さで選ぶならアルト
燃費を重視したい方はスズキ アルト。
一般的な軽自動車が平均で20 km/Lなのに対して、スズキ アルト (マイルドハイブリッド)は25.75km/Lと高い燃費を誇っています。

燃費が良ければそれだけガソリン代の節約にもなるので、少しでも抑えたい方にアルトがおすすめ。
乗り降りや荷物の積みろしやすさならタント
乗り降りや荷物の積みろしやすさならタント。
ミラクルオープンドアと呼ばれる構造により、助手席のドアと後部座席のスライドドアを極限まで開けられるので広々となります。
本来あるはずの中間のピラーがない分、乗り降りや荷物の積み降ろしがしやすく便利。

特にタントはファミリー層に人気の車種です。
悪路走行や雪道も走るならハスラー
普段の通勤や買い物もそうですが、悪路や
雪道も走りたい方はハスラーが最適。
一般的な軽自動車に比べると最低地上高が高く、機能を上手く活用すれば悪路や雪道も楽々進むことができます。
特に4WD車ならスノーモードや
グリップコントロール。
スノーモード | 雪道やアイスバーンでタイヤの空転を抑えてスムーズな発進や加速をサポートする機能 |
グリップコントロール | ぬかるみなどで片輪が空転した場合に、ブレーキをかけてグリップしている車輪に駆動力を集中させてスムーズな発進をサポート。 |

ハスラー+4WDを選べば、年間を通して安全に運転を続けることができます。
室内空間の広さで選ぶならスペーシア
室内空間の広さであればN‐boxに少し劣りますが、
他の軽自動車に比べてスペーシアも広さに定評があります。
逆に豊富な収納機能や燃費の良さではN‐boxよりも優れるので、室内空間の広さに加えて収納機能や燃費の良さも含めるとスペーシアがおすすめです。
まとめると
燃費の良さで選ぶならアルト
乗り降りや荷物の積みろしやすさならタント
悪路走行や雪道も走るならハスラー
室内空間の広さで選ぶならスペーシア
自分に合った軽自動車を見つけて運転を楽しもう!
以上、おすすめの軽自動車をお伝えしました。
この記事のおさらい。
逆に軽自動車ならコンパクトで乗りやすい
加速性能
操縦安定性
制動性能
乗り心地
価格帯
維持費
慣れないうちは車幅感覚が分かりにくく、『自分ではこれくらい』と思っても実際は幅が全然ちがくてぶつけてしまうリスクが高いです。
なおかつ新車だった場合は、値段も安くないのでぶつけた時のショックもでかくなります。

初めのうちは軽自動車で感覚をつかんで、後々普通車に乗り換えるというのが最適です。